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12/06 ダニーさん&猫さんちでボードゲーム会 [ボードゲーム]

今年もあと1ヶ月を切りました。
そこで今回はダニーさん&猫さんちにお邪魔しまして、
ちょっとした忘年会気分で、お昼から終電まで目いっぱい遊びました。

今回は先日のテーブルゲームフェスティバル2008で買ったゲームを、
ビールをあおりながらプレイしまくりました。
さらには猫さんお手製のごはんまで頂き、なんとも充実した1日でした。

いつの間にか私の電話が安全運転モードになってたのと、
参加者にダニーさんの本名教え忘れてたのは致命的な失敗でしたが。
……住所をお伝えしても、それが正しいか判断できませんよね。
(隣の小学校から出てくる親御さんに不審者がられたとか……ホントすいません)

 

 

まずはすごろくやで購入したHABA社の小箱ゲーム4連発。

『ねこギャング』 [Katzenbande]

いいクニツィーアのタイルめくりゲーム。
手札のタイル3枚の色かマークを揃えるとポイントゲットというシンプルさ。
だがこれがまた面白い!

ねこギャング.JPG

すでに3枚のタイルを持ってる場合、
めくる前に1枚を表向きに場に戻さなければなりません。
この「表向きに」がツボで、迂闊なタイルを戻すとライバルの得になりかねない!

軽いジレンマの楽しめる、いいゲームでしたよー。

 

『ふくろのネズミ』 [Kalle Kanal Ratte]

シンプルな『スコットランドヤード』。いやもう、まさにそんなゲーム。
作者は『スカッド7』のロベルト・フラーガ。

ふくろのネズミ.JPG

4×4のマンホールタイルの裏には、下水道の住人が描かれています。
そのうち1つに悪党プレイヤーしか知らない悪党ネズミ・カッレが。
ネズミポリスのプレイヤーたちは、奴を見つけ出すのが目的です。

悪党プレイヤーは2枚の隣接タイルを入れ替えることができます。
ホントにカッレのタイルを動かす必要はなし。
むしろブラフとして、まったく別のタイルを動かすのも重要です。

これもまた面白いゲームでした。
箱が小さいので、持ち運び用『スコットランドヤード』として重宝しそうです。

 

『ドラゴンレース』 [Drachenstark]

こちらは携帯用『にわとりのしっぽ』といった風情の記憶ゲーム。
違いは後戻りするタイルがあること、ゴールを目指すことが目的だということかな。

 ドラゴンレース.JPG

ゲームとして充分に面白かったのですが、
特定タイルを確かに記憶している人が強い印象。
タイルをシャッフルするタイミングが中盤で入るとどうなんだろう?
蛇足かな?

 

『ワイルドバイキング』 [Wilde Wikinger]

なんと、HABA社では珍しい(初?)の競りゲームです。
HABA社は子供(10歳くらいまで)をメインとした商品に定評があります。
むしろ「それしかない」と言って差し支えないでしょう。

競りゲームは相場のバランスを感じ取るゲームであり、
子供には判断が難しいもの……と思っていました。
それが対象年齢6歳以上と他のゲームより1~2歳高くなっていても、
HABA社から出ることに正直驚きました。

作者は先の『ドラゴンレース』と同じ、ヴォルフガング・ディルシェール。
面白いのは、競りゲームに珍しくサイコロが使われていること。
これはなんともHABA社らしいなーと感動しました。

ワイルドバイキング01.JPG

サイコロの出た目によって、そのターンに行われることが決まります。
船に荷物が積む、カードを補充する、そして競りを行う、の3種。

競りシステムはいたってシンプル。
ターンプレイヤーから順に対応カードを好きな枚数出すだけ。
長く悩ませないのが、年少向け競りゲームのポイントのようです。

これはボードゲームにはじめて興味を持たれた方の
競りゲーム入門アイテムとしても良さそうです。
シンプルでいて、攻め時や賭ける枚数をキチンと考える必要もあり、
大人でもかなり遊び甲斐があります

今回は大人ばかりでプレイしましたが、
一度子供とプレイしてみたいと切に思います。
子供はどういう具合に遊ぶかな?

 

とまぁ、今回のHABA社ゲームはすべて当たり!
1箱2000円とちょっととリーズナブルなのも素敵です。
子供ゲームと馬鹿にしちゃいけない、どうぞ一度お試しください。
……なんかすごろくやの宣伝マンみたいだ(笑)


さて、次に取り出したのはインパクト最強のコレ。

 

『ワサビ!』 [Wasabi!]

まぁまずは写真をご覧ください。

ワサビ!.JPG

お品書きのようなコレが衝立です。
衝立の右側にあるのは、職人が握るべき寿司のネタを記したレシピ。
奥に見えるのは、寿司ネタを置いていく「すのこ」。
さらに奥にある緑の木製ブロックが、我らがワサビです(笑)

プレイヤーが握らなければならない寿司はネタ数ごとに決まっていて、
それらをすべて握るか、盤面がすべて寿司ネタで埋まるとゲーム終了です。

ゲームはとてもオーソドックスなタイル配置ゲーム
そこにレシピを完成させると取れるアクションカードを導入して、
独自の戦略性を出しています。

ところがこのゲーム最大の面白さは別にあります。

パワーバー、ピクルスバーレル、バーベキュースペシャル、貝往生、玉砕必至

以上、寿司レシピの名前を一部ご紹介いたしました。
これっぽっちも寿司とは思えません(笑)

玉砕必至なんて、ネタにフグ使ってますよ!
ちゃんと調理免許を持っている人が握っているのか、不安になります。

で、こーんなアメリカナイズされた怪しい寿司なので、
プレイヤーの口調も自然と外国人の怪しい日本語風になります。
「Oh ワタシノ寿司、コレデ完成デース」とかね。

でも、自分に不利になったとき「Sh*t」を連発するのはやめようね!
……はい、反省してます(笑)

ハイテンションなプレイヤーが集まると、
騒がしくも怪しいプレイになること必至の爆笑ゲームに化けます。

 

ここで、まっつんさんが到着。
猫さんが食事を作ってくださってるその時に、
使えない男衆は新たなゲームに勤しんでおりました(ダメすぎ)。

 

『ボルネオ』 [Borneo]

自分色の商人を貿易会社に送り込み、港に届く積荷を売りさばくゲーム。
死んだと思っていたダビンチゲームズから発売されたタイトルで、
2006年の"Lucca Inedito"アワードで大賞を取ったそうな。

ボルネオ01.JPG

ゲームはさくさく進みます。
コンポーネントの豪華さからやや重いプレイを想像していたのですが、
蓋を開けてみれば、やりすぎと思うほどあっさりでした。

ゲームのメカニズムは大きく2つに分かれます。
1つ目は貿易会社の中の地位システム。
地位が高いほど、カード取得タイミングで望みのカードが取りやすくなります。

2つ目は船に交易品を積むカードプレイ。
条件を満たした人は港カード(これも交易品として使える)ももらえるので、
自分に適した状態をタイミングを作り出すのが肝要です。

が、このカードプレイにはちょっとした不満があります。
本来なら有効であるべき特別カード、
「1枚で2つの交易品を持つ」カードの使い勝手がとても悪いのです。

交易品の決算がはじまるタイミングは2種類あり、
そのうちの「独占」という条件を満たすには、
カードに描かれている旗の数が規定数を超える必要があります。

その条件は港カードに描かれているのですが、
この規定数が、どれも偶数なのが問題なのです。

この2交易品カードには3色の旗が1つずつあるのに対し、
それ以外のすべてのカードは2色の旗が1:2で描かれています。
(正確には2段目にもう1つ旗があるのですが、
 カードを重ね置きすることで消えるので、ここでは割愛します)

確実に取れる保証がないときに2交易品カードを出しても、
他の(会社内の地位が高い)人に取られてしまう可能性が大。
つまり2交易品カードを確実に取るには、
自分の商人が筆頭になっている貿易会社の旗で独占条件を満たすしかありません。
これは、かなり難しいことです。

かくして、今回のプレイでは2交易品カードは使いづらいと、
ポンポン捨てられまくる展開になりましたとさ。

ま、もっとも。
これにはプレイングミスも大きく影響していたと思われます。
なんとなれば私ともう一人がカードの偏りを理由に、
1つの貿易会社に2人の商人コマを送り込んだのです。

これによって、そこの貿易会社で争おうとするプレイヤーが出ず、
その会社の旗を連ねて出す機会が少なくなってしまいました。
ゲームデザイン的には、3~4色が入り乱れるのを期待していたはずです。
(そうであれば、積荷のカード枚数が規定数になることで起こる
 「山分け」という条件での決算が、もっと行われたことでしょう)

これからプレイされる方は、
「商人コマの初期配置では、同じ色のコマは縦に連続して置けない」
という制限を付けることをお勧めします。

長くなっちゃったので詳しくは割愛しますが、
貿易会社の地位を上げるのにも交易品カードを使うのがまた微妙。
うまく地位を上げられたとしても
自分はその貿易会社の旗のカードを消費してしまっているので、
思うような利益は上げにくくなっています。

……と、ここまで不満点をまとめて気づいた。
このゲームは「共闘」することが前提のデザインなんだ。
でも、下克上で地位を落とされたプレイヤーが共闘してくれるかなぁ?
やっぱりなんか微妙。

あー、あと誤訳もありましたなぁ。
「山分け」で旗の数がタイだったときの処理方法。
「独占」の記述をそのままコピペしちゃってるんですよ。

日本語ルールではどちらも
「最後に置いたカードの、より左上から順に旗を数え(左から右に、上から下へ)」
とありますが、「山分け」の正しいルールは
「最初に置いたカードに描かれている旗の順」でタイ判定をする
、です。
皆さんご注意を。

 

ちょっと微妙な空気が漂っていたそのとき、猫さんのごはんが完成!
ニョッキにエビグラタンに、ローストビーフ。
とってもおいしく頂きました♪

 

『王宮のささやき』 [Plast Geflüster]

ケーブルテレビで24時間連続放送中だった「ゴジラ」を観つつのラストゲーム。

『大聖堂』で有名なミヒャエル・リーネックのカードゲーム。
アドルング社のゲームにしては珍しく、メビウスゲームズのルール付きです。

いやはや、なんで今までこのゲームをプレイしなかったんだろう。
すっごく面白いっ!

王宮のささやき.JPG 

「カードの内容がかぶらないように手札を自分の前に出していく」
ルールの基本はこれだけです。
そこに、ちょっと変わった手番プレイヤーの決定ルールと
出したカードの特殊能力(マイナスなのもあり)が発動するルールを加えて、
シンプルなのに味な駆け引きのできるデザインとなっています。

カードごとの特殊能力を覚えてしまえば、以降ゲームはスイスイ進みます。
先の『ボルネオ』とは違って、楽しく気持ちよいサクサクっぷりです。
次回のボードゲーム会でも遊びましょう!

 

と、ここで終電間近の23:15。
楽しい宴も、残念ながらここでお開きです。
まだまだ遊び足りないなんて贅沢な悩みを抱えつつ、帰路に着きました。

今年一番といっても差し支えないほど、充実したゲーム会でした♪
次回の自宅会は、お泊まりも計画に入れて考えられたらと思います。
ダニーさん&猫さん、そのときはまたまたお世話になります。(゚д゚)ゝビシィッ

近場に一泊二日の旅行……というのも捨てがたいですねぇ♪


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コメント 5

かゆかゆ

お疲れ様でした。

「ドラゴンレース」は、一つ前のプレイヤーが最後に選択したタイルは選べない(一応、マーカーを一つ用意して置いておく)というルールを加えるだけでも結構変わると思いますYO!。
by かゆかゆ (2008-12-10 12:42) 

ずーあー

SO・RE・DA!!
マーカーを置くと記憶ゲームとしてヌルくなってしまうので、
単に「同じのめくっちゃった人は失敗扱い」でいいカモです。

今週末には会社の人たちと遊ぶ予定があるので、
そちらで早速試してみます。

あ、メビウスに『ドミニオン』入りましたよ!
私は出社前に寄って、さっくり買ってきました。

今月もう1回ゲーム会開けるようなら、これ遊びましょうー♪
by ずーあー (2008-12-10 15:31) 

かゆかゆ

「ドラゴンレース」で、前の人と同じタイルは不可ルールを使う場合は「戻るタイルを引いても直ちに戻らない(手番中に進めるタイルの種類は変わらない)」とするとよろし。

あと「BORNBO」の初期配置ですが、geekにあった英文ルールには「同じ会社に同じプレイヤーの駒がとなりあってはいけない(ゲーム中にそうなるのは構わない)」なんて書いてあったような記憶がありますが(仕事中なので確認ができないっす)、ダビンチ版ではどうなっているでしょうか。



年内にまた遊ぶ機会がありましたら、よろしくろっく。
by かゆかゆ (2008-12-12 13:41) 

ずーあー

うわ、geekのlinkにある『ボルネオ』ルールには、
「連続して同じ会社に置いちゃダメよ」って書いてありますね。

だがしかしっ!
ゲームに同梱されている英文ルールには
何故かそんな記述はカケラもありません……。

????
by ずーあー (2008-12-13 02:39) 

オープンしました

セクロスしたい女たちはココ!( ●≧艸≦) ★ http://44m4.net/
by オープンしました (2012-08-31 12:18) 

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