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2008/03/28 秋葉原ボードゲーム会 [ボードゲーム]

今年になって初のボードゲーム会を、3/29にこっそりと行いました。「こっそり」の理由としては……テーブルの予約を済ませて2週間後、日付変わって会の当日となった深夜まで、開催連絡を忘れてたからなんですわ(爆)。

いや、声かけやすい状況にあった人には連絡してあったんだけど、つい「明日でいいやー」を繰り返しているうちに、他の面々に連絡しそびれてしまったという……。

そんなこんなで、ゲームの準備も大慌てですよ。当初予定していたゲームの大半は押入から引っ張り出さなきゃならん代物だったので、今回は断念。で、代わりに手近にあったのを半ば適当に入れて、会場入りって有様でした。

いやあ、やっぱゲームは厳選すべきです。この日のチョイスが、まさかあんな展開を生むなんて……。


『ロス・マンフォス』 
ゴンさんと2人でプレイ。
3頭のロバが麦を食べてした糞を、パン焼きの燃料として回収する記憶ゲームです。麦コマの色は5種類。食べさせた麦コマが、ロバの体内から糞コマに名前を変えて出てきます。見た目が同じでも、食べてるのはふn……じゃないや、麦ですからね! そこ間違えたらイケマセン。

記憶ゲームではありますが、すべてを覚えようとすると脳みそが沸騰します。なんせロバが3頭、麦が5種類ある上に、麦を食べたロバは元気に動き回りますからね。どいつに何色を何個食べさせたか、あっと言う間に忘れてしまいます。
さらに、ばっちり記憶していても、他プレイヤーとバッティングしたら儲けは等分されてしまいます。場合によっては、一番を避けた方が取り分は多くなるかも。

残念ながら、2人プレイではそこまでの綾は味わえません。今度、4人くらいで改めて遊んでみましょう。ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)子供ゲーム部門にノミネートされたのは伊達じゃない、悪くないゲームでした。


『バベルの塔』
バベルの塔01.jpg
まっつんさん、うのすけさんが加わり4人でプレイ。
ジレンマ大好き、ライナー・クニツィーア氏のボードゲーム。古代の建築士となって、ピラミッドなどの「世界の七不思議」+バベルの塔を建設していきます。ライバルの協力を得るのと建設チップを得るのと、建物を建てて陣取りを有利にするの。この3つを如何にうまく回すかが肝となります。

ただルールを読んだだけだと複雑に思えますが、プレイしてみると意外とシンプルで、サクサク進むのには驚きです。でも、持ち味のジレンマは健在でした。ちょっとゲームに慣れた人向けかな? 私はかなり好き。


『ブラフ』
まっつんさんが仕事に向かうということで、イエサブのフリー棚から短時間で終わるゲームとして、これをチョイス。
各自がサイコロ5個を振って、場全体で何の目がいくつあるかを予想するゲーム。直前プレイヤーの予想がありえないと思ったら、大きな声で「ブラフ」と言おう。全員のサイコロを確認して、予想より多ければブラフ宣言した人の勝ち。少なければ予想した人の勝ち。負けた人は差分のサイコロを失って……最後まで残った人が勝者となる次第。

シンプルなルールでこの面白さ。いいゲームだと思いますよ。爪が甘くて勝てないけど(涙)


『騎士と忠誠』
騎士と忠誠.JPG
まっつんさんとゴンさんと入れ違いに、おらさんが参加。ここでチョイスしたのが、このサイコロゲーム。実はおらさんが来る少し前、フリー棚の『マザーシープ』をちらっとプレイしてみたもののイマイチだったので途中終了してたのだけど、それは割愛。原因はルールの把握ミスかなぁ。

時は中世、所はヨーロッパ。プレイヤーは某国の国王/女王となって、とある城で行われる馬上試合に騎士と貴婦人を送り出します。騎士はトーナメントに勝つことで、貴婦人は応援した騎士が勝つことで価値ある品をもらえます。ただし、騎士1人につき、応援できる貴婦人は1人だけ。

そうなると、騎士選びは早い者勝ち? いや、それが一概にそうでもないのです。貴婦人には身体的・精神的な属性が設定されております。黒髪長身で上品なたたずまいだとか、ブロンドむちむち元気っ娘、てな具合に。

対する騎士にも、貴婦人と同じ属性が書いてあります。しかし、騎士の場合はこれを「女性の好み」と見ます(笑) 騎士とて男、自分の好みの女性に強く牽かれるのです。だから、応援先に決めていた騎士がお手つき状態でも、好みにより合致していれば、その座席を奪い取れちゃいます。

騎士全員に貴婦人がついたところで、いよいよトーナメント開始です。判定は簡単。両者、攻撃力の数だけサイコロを振って有効打が出れば、相手は落馬します。ここで一方だけが馬上に残っていれば、ただちに勝者が決まります。しかし共に落馬したなら、「君が泣くまで殴るのをやめない」白兵戦にバトルモードチェンジ! こっちはどちらかが降参するか……死ぬまで続きます。

このバトルを繰り返し、残った騎士が1人になるか、同じ国の騎士だけになったところで1日が終わります。夜は夜で、傷を癒したり鍛錬したりとこれまた大忙し。

こんなライフスタイルを4日間続け、自国の騎士&貴婦人が手にした豪華賞品の合計がもっとも多いプレイヤーが勝者となります……って、商品は国家が没収してるのか!?

展開の綾を掴みかねたからか、おらさんの騎士が開始早々に死亡。しかし、残るもう1人(防御が苦手な代わりにすごい攻撃力)が圧倒的な強さで1~2日目を勝ち抜きます。
しかしその間、私の騎士はただ負けていたわけでは……はい、ただ負けていました(涙)。防御が固い代わりに攻撃力の乏しい私の騎士たちは、ともに1人落馬で1日目を終えました。

しかし、この偶然が後に相当なチャンスを生むのでした。

私の騎士は受けていたダメージが少なく、2人ともに2点成長を繰り返します。注ぐ先は、圧倒的に足りない攻撃力! これにより、はじめ「貧弱坊や」と言われた彼らは、途端に修羅の道を歩み出しました。
特にすさまじかった1人が3~4日目を勝ち抜き、さらに私の貴婦人の1人がその騎士の好みにジャストフィット! 揺るがぬ連携で私だけがオイシイ構図が完成してしまいました。勢いは最後まで止まらず、そのまま私の勝利で終わりました。

つい興が乗って長々と書きましたが、このゲーム、この日一番の地雷でした(笑)
まずは女性の属性が文字表記で、視認性がよろしくない点。さらには一般に馴染みの薄いドイツ語だったもんだから、分かりにくさは2倍……いや、2乗にも感じられました。
しかし、そんなストレスはちょっとしたもの。
もっともダメだったのは、騎士の能力バランスです。これについては日を改めて考察したいと思います。

頑張って1ゲーム遊びきりましたが、いやー苦痛でした。バランス調整を徹底し、貴婦人の属性をアイコン化して視認性を上げれば、もうちょっとは楽しめたでしょうが……アプローチが面白いだけに、もったいないなぁ。


『ワイン商』
ワイン商.JPG
『騎士と忠誠』から続けて、おらさん、うのすけさん、私の3人でプレイ。手持ちのワインを元手にワインを競り落とし、立派なワインセラーを築くカードゲームです。

悪いゲームじゃないです。むしろゲーマーは喜ぶでしょう。しかし、競りの相場を見抜き、ワインセラーの並びに気を配り、絶えず2桁の計算を求められる……およそ一般向けではありません。勝とうと思うほど長考になる点も個人的にマイナス。


とまあ、後になるほど不満の残るゲームでして、会が終わったときにはちょっとトホホな心持ちの私でした。
しかもおらさんまで帰宅し、残ったのは私とうのすけさんの2人だけ。2人ゲームをプレイするにも時間は残り30分ほどと微妙だったので、ちょっと早めに切り上げて、秋葉原UDXビル内の海鮮屋(店名失念)で食事することに。

で、その中で思いついたんだけど、面白いと分かってるゲームを遊ぶ「素敵会」と、評価が微妙ないし不明なゲームを遊ぶ「地雷会」を、分けて開催してはどうかと。
「素敵会」は2卓くらい借りて、大人数でワイワイと。
「地雷会」は3人の畏れ知らずを募って1卓でモソモソと。
これだと「地雷会」に来てくれるのは相当の物好きか私に想いを寄せてる人(笑)だけになってしまうので、テーブル代一切不要! とします。これで当日の予定がない人も選択肢に考えてくれる……といいなぁ。


さて、次回は「素敵会」です! 4月下旬、GW直前(休みの取り方によっては初日)にしてゲームマーケット前日の26日はどうかと、今思いつきました。予定がない方はぜひご検討を。んでもって、遊んでみたいゲームがあったら、ぜひ希望要望を投げてくださいな。よろしくです~


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コメント 2

だからよー

厚生省ご推薦のカードゲーム
インフルエンザゲーム

やれ
by だからよー (2008-04-09 23:19) 

ぽこすけ

 どうもごんさんでおますー。

 いやー、みんなでわいわいやるアナログゲームはやっぱりいいですね!
 私はLos Mampfosとバベルの塔も実に味わいの深いゲームで楽しかったですよ。

 ・・・・・・でも26日はお仕事 orz

 皆さんで楽しんできてくださいませませ。
by ぽこすけ (2008-04-13 07:30) 

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